診療内容
治療前に治療の内容について十分に情報提供させていただきます。
そのうえでご自身に合った治療方法を選択していただきます。
当院が大切にしていることは、
その人なりの適切な生活習慣を身につけること。
その結果として歯を長く保つことができ、口の中だけでなく全身の健康状態をより良く維持しやすくすること。
これらを実現するために当院の治療には一連の流れがあり、
その中で適切な治療と情報を提供することが私たちの役割です。
◎初診時:3Dスキャン撮影、口腔内写真撮影、レントゲン撮影、歯周ポケット検査
↓
※痛みがある場合や大きなむし歯がある場合は、必要に応じて応急処置を行います。
◎歯周初期治療(お口の中を清潔にするための治療)
ホームケア方法の確認、歯石の除去、炎症・リスクの改善(2～6回の通院)
↓
※痛みがある場合や大きなむし歯がある場合は、必要に応じて応急処置を行います。
◎歯科医師による外科的な治療(むし歯治療、歯周炎治療、被せ物・入れ歯の製作など)
↓
◎再評価(治療後の評価):初診時と同じ検査を行います
↓
◎メインテナンス
リスクに応じた適切な間隔でお口の中のメインテナンスやご自宅でのケアの見直しを行います
私たちがいくら治療を行っても、それは病気に侵されたところが一時的に修復されたに過ぎません。
お口の中の状態を良くして維持するためには、ご自身にあったケアの方法をどれだけ実践できるかが大切です。
※小児の場合は流れが少し異なります。
今までの日本における歯科医療は「削る・詰める」などの治療中心であったがために、歯科医院を利用するというと痛みなどの問題があるときにのみその症状や不具合を改善させることを目的に通院する、という方が大多数でした。問題が起きては治療を繰り返す、このような歯医者の使い方を続けていると、年齢を重ねるにつれ治療が必要な歯が増え続け、お口の中の問題は重篤化していきます。
一度治療を受けた歯が数年後また治療が必要になる。実は１本の歯が治療を受けられる限界は約5回といわれており、治療を繰り返しながら抜歯に至る過程はデス・スパイラル（抜歯への螺旋階段）と呼ばれています。この連鎖に若いうちから足を踏み入れてしまったがために、40歳代・50歳代で状態が悪化しすぎてしまい再治療が困難になり歯を抜かなけらばならない状態に陥ってしまう傾向にあります。
当院では、このような負の連鎖にできるだけ入らないようにする、連鎖に入ったとしてもそれ以上の進行をできる限り断ち切るもしくは遅らせるために必要な情報・医療を上記の流れの中で提供します。
適切な医療を提供することはもちろん大切ですが、皆さんとご自身のお口の中の状況を共有し、その改善・維持に必要な情報を提供させていただくことも治療と同じくらい大切だと考えています。
むし歯治療
むし歯があるかもしれない、歯に穴が開いている、痛みがあるなどのお悩みに適切に対応いたします。噛む機能を再建する必要がある場合は、金属やセラミックを使用して詰め物や被せ物を製作します。治療を行うことで、下記のことが達成しやすくなります。
・むし歯の進行抑制
・歯の周りを清掃しやすくする
・痛みを取り除く
・上下の歯で噛むことができる
歯周炎治療
歯ぐきの状態が気になる、歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れている、歯が揺れている、お口が臭う、痛みがあるなどのお悩みに適切に対応いたします。
治療を行うことで、下記のことが達成しやすくなります。
・炎症を起こしている歯ぐきの改善
・歯周炎の進行抑制
・歯の揺れを改善
・お口の中の臭い、ねばつきを改善
歯周炎は体の中で起こる炎症反応のひとつで、全身の炎症性疾患と関係しています。
歯を失ってしまった場合、その状況に応じて必要な治療法をご提案いたします。
治療を行うことで、下記のことが達成しやすくなります。
・歯がない部分を補う
・失ってしまった噛む機能を再現・改善する
欠損補綴
お口の中で起こっている状況を分析し、むし歯や歯周炎などに対して外科的な治療を行わず、それ以外の方法を実践しながら「経過観察」をすることがあります。お口の中で要注意な部分を私たちと患者さんとの間で共有し、重点的にコントロールする体制を整えます。「経過観察」は、外科的な治療が必要ないように、外科的な治療が必要になるタイミングを計るために行う「待機的治療」です。
経過観察
※矯正治療、インプラント治療などの専門的な治療は他院へ紹介させていただきます。
当医院は、以下の施設基準等に適合している旨、厚生労働省地方厚生（支）局に届出を行っています。
・歯科初診料の注1に規定する基準
歯科外来診療における院内感染防止対策に十分な体制の整備、十分な機器を有し、研修を受けた常勤の歯科医師及びスタッフがおります。
・医療情報取得加算
当医院では、オンライン資格確認システムを導入しており、マイナンバーカードが健康保険証として利用できます。
患者さんの薬剤情報等の診療情報を取得・活用して、質の高い医療提供に努めています。マイナ保険証の利用にご協力ください。
・医療DX推進体制整備加算
当医院では、オンライン資格確認などを活用し、患者さんに質の高い医療を提供するための十分な情報を取得し、診療実施の際に活用しています。
・明細書発行体制等加算
個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。
なお、必要のない場合にはお申し出ください。
・クラウン・ブリッジ維持管理料
装着した冠（かぶせ物）やブリッジについて、２年間の維持管理を行っています。
ＣＡＤ／ＣＡＭ冠及びＣＡＤ／ＣＡＭインレー
ＣＡＤ／ＣＡＭと呼ばれるコンピュータ支援設計・製造ユニットを用いて製作される冠やインレー（かぶせ物、詰め物）を用いて治療を行っています。
・歯科外来診療医療安全対策加算１
当医院には、医療安全対策に関する研修を受けた歯科医師及び医療安全管理者を配置、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）を保有し、緊急時においては他の医療機関と連携するとともに、医療安全に係る十分な体制を整備しています。
連携先医療機関名（病院等含む）朝倉医師会病院 電話番号：0946-23-0077 連携の方法等：電話
・歯科外来診療感染対策加算１
当医院では、院内感染管理者を配置しており、院内感染防止対策について十分な体制を整備しています。
・歯科治療時医療管理料
患者さんの歯科治療にあたり、医科の主治医や病院と連携し、モニタリング等、全身的な管理体制を取ることができます。
・新しい義歯（取り外しできる入れ歯）を作るときの取り扱い
新しい義歯を保険で作る場合には、前回製作時より６ヵ月以上を経過していなければできません。他の歯科医院で作られた義歯の場合も同様です。
-
当医院は保険医療機関です。
-
個人情報保護法を順守しています。
-
当医院では診療情報の文書提供に努めています。